現在studio9で行っている写真のワークショップは一眼レフやミラーレスユーザー向けの内容がメインなのですが、実はスマホ向けのワークショップもたまーにやってます^^
先日、東京てくてくさん主催のスマホ撮影街歩きのガイドをしてきたので、ロケハン時と当日撮った写真をアップしてみようと思います。
撮影はすべてiPhone5。普通の人向けの内容だったので使用したアプリも標準のカメラアプリだけです。
帰ってからPCに取り込んで、Lightroomで軽く全体の色調補正などしましたが、ボカし系のレタッチはしてないです。iPhoneでもちゃんと工夫して撮ればボケた写真を撮れますね^^
では行ってみましょう。
iPhoneだけで撮ってみた
5月の林の中はほんと気持ちいいですよね。新緑のこの時期の葉っぱの色がとっても好きです。iPhoneの致命的な弱点は逆光時のフレアですが、逆手にとってフレアをわざと入れてあげると光あふれる感じで撮ることが出来ます。
河津桜のさくらんぼ。どうやら美味しくないみたいですw
色はきれいなのにね。。
蟻の巣を見つけたのでカメラを近づけてみました。
iPhoneのいいところは小さいのでカメラを地面スレスレまで近づけられること。一眼レフでこのアングルから撮るのは骨が折れます。。というか無理かも。
iPhoneカメラはシャッタースピードのコントロールも出来ないので、水の流れをバシッと止めるのは運次第(笑)晴れた日の明るい条件ならシャッタースピードが自動的に上がっているので水滴も止まって見えますね。
いつもワークショップで言っている写真をボカすための4つの条件をきちんと理解すれば、それをiPhoneで行うだけ。ボケやすい、ボケにくいの違いはあれど、ボケる原理は一眼レフでも、コンデジでもスマホでもみんな同じことです。
バッタはこんな感じでドコモタワーを眺めているのかなぁ?と想像しながら。。
人が大きく見えますね。
途中こんなことして遊んでみたりw
五月初旬と言えばツツジ。漢字で書くと「躑躅」です。今年初めて知りましたw
そして、ツツジと入れ替わりで咲くのがバラ。5/4日に行ったときにはまだポツポツ咲き始めたという感じでしたが、5/11はだいぶ咲いていました。あたりはバラの香りが立ちこめていました。
どうしても上から人間の目線で撮りがちなお花ですが、お花と同じ目線になって撮影すれば空や周りの背景が入っていい感じになります。写真を撮るときの基本は被写体と同じ目線になってみること。
iPhoneで撮影すると赤色はすごく飽和しやすいのでのっぺりと階調がなくなります。。暗く撮ってあげると幾分マシになります。そして、赤いバラは暗めに撮ってあげた方が雰囲気が出て個人的にはこっちの方が好きです。
ここの整然と並んだプラタナス並木もいいですよね。早朝なんかはとってもいい雰囲気な気がします。
最後もフレアいっぱいの写真で。
iPhoneで撮るなら白飛びなんて気にしてはいけませんw というかこんな逆光条件でもさほどフレアが発生しない一眼レフ用のレンズってのはほんとにすごいんだなぁーと感心してしまいますね。ただし、とっても高級ですが^^;
iPhoneの画角は35mm換算で35mmくらい。ほとんど設定値を変えられないので小手先の技はなかなか使えません。。普段一眼レフばかりで撮ってると、iPhoneでの撮影にストレスを感じてしまうかも知れませんが、たまーにiPhoneだけの縛りスナップをするというのも勉強になると思いますよ^^
そして今回のもう一つの発見はLightroomでiPhoneのレンズ補正が使えると言うこと。最近ようやくiPhoneで撮った写真もLightroomで管理できる環境を整えたのですが、どうせ無理だろうなと思ってレンズ補正のチェックをポチッと入れたら、自動で「iPhone5」と認識してレンズ補正が適用されました。
いやー知らなかった。。 Lightroomすごいね。