梅を撮りに行ったはずだったのだけど。。
このところお天気が優れない日が続いていましたが、ようやく晴れの日がやってきたので梅を撮りに行って来ました。そう、梅を撮りに行ったのです。
が、よく見たら河津桜とか寒桜とか、早咲きの桜がもう満開状態。予想以上に咲いてました。梅もキレイですが、桜と比べると霞んじゃいます(笑)
しかも撮るの難しいし。。
ということで自然と体は桜の木のほうへ。。^^;
シャッター音の正体は?
よく咲いている寒桜の大木の近くでは、なにやら大きなレンズをもったおじさま方がたくさん集まっていて、やっぱこの時期は引きで撮るよりアップで撮るのが鉄板だよねーと思っていたら、聞こえてくるシャッター音が異常に多い。。
桜を撮るのにそんなに連射しなくても。。と思っていたらみんなが撮っていたのはこの子たちでした。
メジロ(目白)です。
目の周りの白い線が特徴のスズメよりも小さなこの鳥は、花の蜜が大好きなので、この時期、梅や桜の木によく姿を見せますね。
私も70-200mmを持っていたので、さっそくメジロハントに参戦。
動体撮り練習に最適な被写体
このメジロ、結構身近な鳥で警戒心も薄めなので、比較的人間の近くまで寄ってきてくれます。普通、野鳥を撮るときは400~600mmクラスのバズーカレンズが必要なのですが、メジロなら普通の望遠レンズでも大丈夫。
この日は数も多く、1本の桜の木に10羽は止まっていたのでは?
ただし、動きがめちゃ素早いのです。。
ちょこまかちょこまか忙しなく動き回るので追いかけるのが大変。まさに動体撮影の練習にはもってこいの被写体です。
ピント合わせの練習
もちろんピント合わせも慣れないと大変です。小さな体で桜の花の近くを動き回り、こんな感じで体の半分くらい手前のお花に隠れているような状況だとAFすら無力になることも。
初めは中央のスポットAFでとにかくメジロを追いながらピントを合わせる練習をしてみるといいですが、慣れてきたらMFの練習も兼ねてマニュアルフォーカスに挑戦してみると良いですね。ピントは画像処理ではどうにもならないので、まずはピント命です。
ピントさえ合っていればトリミング耐性も高くなるので、日の丸構図でもあとで調整可能です。
ちなみに今回の写真はすべてMFで撮りました。MFでピントを合わせられるようになると、AF測距点の移動をする必要がなくなるので、構図の自由が利きやすくなります。
シャッタースピードも注意
あと、晴れた日は楽ですが、曇ってたりする日はシャッタースピードにも注意しましょう。動きがすごく速いのでできれば1/1000秒以下で切りたいところ。
入門用の望遠レンズだと開放F値が6.3くらいとやや暗いので、SSが遅くならないように感度を上げるとか、Tv(S)モードで撮るのが良さそうですね。
桜色を出すならマゼンタを足して
河津桜とか寒桜はお花の色が濃いので、それほど気にしなくても桜の色が良く出ますが、少し鮮やかに強調したいならWB補正でマゼンタ(M)を足してあげるといいです。今回の写真もM+3~4くらいプラスして撮ってます。
昨年のエントリーでもチラッと紹介しているのでよければご参考に。
- 今年こそキレイに桜写真を撮りたい人へ!15の撮り方ヒント!
久しぶりの鳥撮影、楽しかったです^^
それにしても、今日回りでメジロ撮っていた人たちの機材、すごかった。。
半分以上の人が、私よりもいい機材使ってました^^;(私のレンズは白くて細いやつですが、みなさん白くて太いやつばっかり)
もっと鳥撮り人口を増やせば日本経済は必ずや回復すると確信した瞬間でした(笑)
ちなみに、初心者が高級機材使ってどうする みたいな話を良く聞きますが、資金的に余裕があるのなら、個人的にはどんどん使えばいいと思ってます。高い機材のほうが大抵は性能がいいし、使いやすいし。
高いとか、安いという考え方は、人によっても違うだろうし、要は身の丈にあった好きな機材で写真を楽しめばそれが正義なわけです。結局はカメラやレンズは道具に過ぎないんですから。