アメリカ大陸を西から東までレンタカーで横断する旅、7日目はミズーリ州のローラという街からスタートです。
前回はメキシコ国境にほど近い、ニューメキシコ州のホワイトサンズから、”合宿”することを決定して、一気に北上。1日で760マイル(1,200km)を走るという修行をしましたが、今回も続きます。。
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お昼ご飯が唯一のイベント。。
合宿2日目の本日もとにかく距離を稼がなければならないので、日の出よりも前に出発です。アメリカのドライブはとにかく早朝に出発する事。でないと目的地に着く頃にはもう夕方近くなってますw
モーテルに泊まっている他のお客さんたちも普通に日の出前のこの時間に出発していく人が多いです。
ローラからセントルイスまでは約100マイル(160km)。セントルイスにつく頃にはすっかり明るくなって、街の中を通るミシシッピ川には朝靄が。
なんとなくアメリカをイメージさせるような重厚なレンガ作りの工場(?)から白い水蒸気がモクモクでている街並みを通り抜けました。朝日と朝靄もあったと思うけど、今回の旅で通過した街で一番テンションが上がったかも。
そんなこんなで、昨日オクラホマシティからひたすら走ったI-44にはセントルイスでお別れして、I-70でインディアナポリスへと進みます。
▲Google Mapより
もうこの辺は荒野の面影はなく、紅葉もしていて日本の景色に近い感じ(広いけど)。
本日のイベント発生
途中、イリノイ州はさくっと通過し、インディアナ州 テレ・ホートという街でお昼ご飯。街をウロウロしてたらmacy's発見。ニューヨークのイメージの百貨店ですが地方都市にも結構あるみたい。後で調べたら431店舗もあるようです。
あまり活気の無い店内をチラ見し、近くのRed Lobster(日本にもあるけど)でお昼ご飯を食べ、なんとなく近くのWalmart(またかよ!w)に立ち寄り、本日のイベントは終了。。
あとはひたすら東へ向かって走るだけです。
東に進むと交通量が増してくる
インディアナポリスを抜け、デイトンに近づく頃にはもうすっかり日も暮れて夕焼けタイム。
相変わらず街をちょっと抜ければこの風景。
太陽が地面に沈んでいきます。
交通量は東部に行くに従って多くなり、長ーいトラックもバンバン走ってます。西部は交通量が少ないため、クルーズコントロールを使って自分のペースでどんどん進めるのですが、東部はトラックが多くなり多少スピード調整が必要になってきます。
東名走るより全然楽だけど^^;
追い抜くのも一苦労。。w 日本の感覚で抜こうとするとあれ?まだあるの?みたいな感じになります。
また、アメリカの大きなトラックには後ろにこんな羽のようなものを付けているクルマもちらほら見ました。
初めはなんだろ?と思っていたのですが、たぶん気流の流れをキレイにする装置なんじゃないかな? これだけ長い道のりを走るんだから乱気流を押さえるだけでも結構な燃費抑制に繋がりそう。
アメリカのガソリンスタンドでの給油
さて、ここまでアメリカのガソリンスタンドでの給油方法について殆ど触れてこなかったのでちょっとだけ紹介してみます。
アメリカのスタンドは基本セルフです(数十回給油したけど今回はセルフ以外を見かけなかった)。給油方法自体は日本のセルフと変わらないのですが、平和な日本のように外に精算機があることはまずありません。
給油するときは併設しているお店(コンビニ)のレジで受付(前払い)をします。クレジットカードを給油機に入れることもできるのですが、日本国内で発行されたカードはVISAでもMasterでも受け付けてくれない(or ZIPコードを要求される)事が多いです。
お店のレジなら普通にカードでも現金でも使えるので、レジで告げましょう。給油したいときも特に英語力は必要ないので心配ありません。
給油に役立つ英会話
まず、給油機の前にクルマを止めて、何番の給油機(pump)かを確認。
クルマに鍵をかけて(ここ大事)レジまで行って、「○○ dollars on pump □ please.」と言えばほぼ100%通じます。
例えば、2番ポンプに30ドル分給油したいのなら、「さーてぃーだらーず おん ぽんぷ とぅー ぷりーず」という呪文を唱えるだけで、特に難しい英会話には発展しませんw
現金なら言った分だけ現金を渡せば良いし、カードなら「Credit (くれでぃっと)」といってカードを渡すか、レジのカード精算機にピッと通すだけです。もちろん、ジュースやお菓子などと一緒に精算してもOKです。
お金を払い終えたら自分の車の所に戻って給油をスタート。おつりが必要になった場合は後で精算してくれます。
ガソリンの種類が多い
アメリカのガソリンスタンドでは、日本のレギュラーとハイオクみたいにガソリンの種類を選べます。ふつうはUnleaded(Regular)、Plus, Super(Premium)の3種類くらいあります。呼び名はスタンドによってマチマチ。
例えば、こんな感じ。このガソリンスタンドは5種類も油種がありました。これみんなガソリンです^^; 87とか89とかいう数字はオクタン価と言われるもので、この数字が高いほど燃費が良くなりますがその分値段も高くなります。ガソリンの呼び名は変わってもオクタン価は共通なので、これを目安にすると良いです。
今回の旅は真ん中のPLUSグレード(オクタン価89くらい)を入れてました。みんなガソリンなのでもし入れ間違えても燃費に影響するくらいで大きな問題はないです。ただし、Diesel(軽油)がある場合は注意しましょう(入れてはいけない)。
ちなみに、アメリカのガソリンは1ガロン(約3.8L)あたりの値段で表示されてます。
通常はお金を払って、入れたいガソリンのボタンを押して給油を始めればOKですが、たまにレジで油種を聞かれる事もあります。どのスタンドにも「PLUS」グレードはあるので、困ったら「ぷらす!」と言っておけばたぶん大丈夫ですw
給油ハンドルを取って、引き金を引けばガソリンが出てきますが、まれにハンドルを取った場所にレバーが付いていて、そのレバーを引き上げないとガソリンが出ないタイプの給油機もあります。日本で使った事の無いタイプだったのでちょっと困りましたが、スタンドの人が助けてくれました^^
先日ハワイに行ったときのスタンドもこれでした。
おつりをもらうとき
給油し終わって、おつりが発生するようなら、給油機から出てくるレシートを持って、再びレジへ。レジでレシートと一緒に「Change please」と言えばOK。
現金なら現金でおつりをもらえます。クレジットカードで払っていた場合は何パターンかあって、おつり分を現金でくれたり、カードからおつりの分を引いてくれたり、お店によってまちまち。おつり精算の時にカードが必要な事もあるので、カードも持ってレジに向かいましょう。
私は毎回おつりをもらいに行くのが面倒だったので、ちょっと少なめに毎回20~30ドルぶんずつ給油していました。トイレや飲み物で頻繁に止るしね。
給油が終わったら、給油機の近くに置いてあるセルフのガラスワイパーで窓ガラスもキレイにしておくと良いです。
行けるところまで行く
日も暮れて、そろそろラストスパートということろで、トイレと食料補給のためにスプリングフィールドからちょっと進んだ場所にあるガソリンスタンドで休憩。
ただ普通に立ち寄った場所だったけど、ここの夕焼けが見事だった。
お店の裏にある風景がこんなに絵になるとは。。
しばし夕焼け鑑賞をして、体制を整えて最後のひとっ走りです。ひとっ走りといっても200マイル近くあるんだけどね。。^^;
200マイルをひとっ走り
本日の目的地はエリー湖のほとりにあるクリーブランド。
コロンバスでI-70からI-71に乗り換えて、ひた走りようやく着きました。エリー湖沿いはリゾート地っぽくてモーテルの値段もやや高め(キレイで高い所が多い)な感じ。
本日のお宿はRed Roof Innという、全米チェーンのモーテル。クリーブランドをちょっと抜けたメンターという街の近くでした。周りの相場が高めでしたが確か1室70~80ドルくらいだった気がします。
部屋は広くてキレイ。今までで一番いいモーテルだったかも。
これで窓からの景色が良ければリゾートホテルですよ。
外見もモーテルにしてはちょっとオシャレ。
もちろん朝食付き。
Red Roof、お気に入りのモーテルになりました☆
合宿2日目の走行距離
ということで、この日走った距離は約680マイル(1100km)でした。
2日連続で1000km越えで、この二日間に走った距離は2300kmと日本縦断分くらいですw
▲Google Mapより
これだけ走った甲斐あって、ようやく五大湖の一つ、エリー湖までたどり着きました。ナイアガラの滝はエリー湖とオンタリオ湖の間ですからもうあとちょっと(なはず)。
次回はいよいよナイアガラとカナダ入国です!
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