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Z270-AでNVMe(M.2)のSSDを2枚挿して遅くなったらBIOS設定を見てみよう

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Samsung 960EVO

Z270で爆速SSDを2枚使いたい!

先日AMDよりRysenが発売され久しぶりに盛り上がった自作PC界隈ですが、私も先日久しぶりにメインPCを更新してみました。先日といっても1ヶ月くらい前の話ですが、SSDの速度でハマったことがあったのでかんたんにメモを残しておきます。

これまではコスパ最強のSandy Bridge Corei7 2600Kを使ってたのですが、流石にオーバークロックしても不足を感じてきたので最新のKaby Lake-S Corei7 7700Kにチェンジ。中身をほぼ総取っ替えしました。

今回は以前からずっと気になっていた激速のNVMe(M.2)のSSDを使ってみることに。新しいZ270チップセットではこれを2枚マザーボードに挿せるのですが、2枚挿したところどうも片方の速度が公称値の半分くらいでめちゃ遅い。。ということでBIOSいじったら改善しましたよというお話しです。

BIOS設定をx8にする

今回使用したNVMe(M.2) SSDはSamsung 960EVO

Samsung 960EVO

マザーボードはASUSのZ270-A。

2枚使えるということなのでCドライブ用(500GB)とLightroomのカタログ用(250GB)を別々にして使用。公称リード 3200MB/秒とかいう化け者みたいなやつです。

Samsung 960EVO

3Dとかエンコをしない人にとってはPCの快適さはメモリーの量とストレージの速さで決まると思うので、速いストレージは正義。

ところが起動してみるとM.2の2番ポートに取り付けたSSDのスピードが公称の半分くらいしか出ないんですよね。。(これでも十分速いけどw)

マザーボードの説明書には「M.2_2スロットとSATA6G_5-6ポートは同じ帯域を使用しており、同時使用には制限があります。」というなんとも歯切れの悪い表現。。

そこでBIOS(バージョン0801)を見てみたらありました!「オンボードデバイス設定構成(Onboard Device Configuration)」の「M.2_2スロット動作モード(M.2_2 PCIe Bandwidth Configuration)の項目が「X2」になってるじゃないですか

Z270-A SSD設定

使用できる帯域が半分になっていたのでした。。

ということでここを「X4」に設定すればM.2スロットをフルスピードで使用できるようになりました。

Samsung 960EVO

速い...

普通のSSDと比べても数倍速い。シーケンシャルもそうだけどランダムのスピードがヤバいですね。

「X4」では制限がある

ただし、良いことばかりではありません。Z270-AではM.2_2スロットを「X4」に設定するとSATAの5~6ポートが使用不可になり、SATAが4ポートしか使えなくなることを覚えておきましょう。(説明書にある「制限」とはこのこと)

「X2」では特に制限はかからないはず。始めから「X4」に設定されているとSATAの5~6ポート使えないじゃねーか!となるので初期値は「X2」になっているのでしょうね。

ちなみにM.2_1スロットにSATAのM.2を挿した場合はSATAの1番ポートが使えなくなる制限もあるので注意ね。

まとめ

ということで、M.2を2ポート持っているZ270系マザーボードでNVMe SSDを使って速度が出ない時はBIOSの設定を見てみましょうという話でした。

とりあえず、960EVOはコスパも良くシステム全体の速度が向上して快適さしかないです。素晴らしい。

発熱だけがちょっと多めなのでヒートシンク貼っておくとさらにGood。私はこれ使ってます。たくさん入ってて安かった。高負荷時でも35度以下です。

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