ロサンゼルスでレンタカーを借りて、東へ向かって走る事8日。当初の予定には無かったナイアガラの滝で一時的にカナダ入国も果たし、最終目的地のニューヨークまであと180マイル(280km)と迫ったビンガムトンで1泊したのが前回までのお話。
今回はいよいよゴールのニューヨークです!
*なお、前回の更新から1年以上経っている模様。。(汗 記憶から薄れないうちに終わらせておこう。。w
いよいよゴールのニューヨーク
もう帰ってきて2年くらいでかなり記憶が薄れてきましたが写真があるとそれをキッカケに記憶が蘇ってきますね。写真大事。ついでにGPSデータが付いているとなおよしです。
*この旅行記は2014年10月のものを思い出しつつ書いているので最新の情報とは異なる可能性があります。。出発の記事はこちら⇒ レンタカーでアメリカ大陸横断ドライブ!【準備、出発~ラスベガス】
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さて、そんなわけでロサンゼルスから走りまくって最終目的地のニューヨーク目前の宿はビンガムトンのRed Roof Inn。
モーテルのユニークな朝食
前日も泊まって良い感じだったので今回もRed Roof Innに泊まりましたが、アメリカのモーテルは朝食サービスが日本のビジネスホテルとは違って面白いです。
泊まるところにもよりますがここはなかなか充実していて、例えばここのモーテルだとケロッグのシリアルマシーンがあったり。
パンやコーヒー、オレンジジュースは大抵どこでも置いてあり、アメリカらしい甘いシナモンロールやマフィンを置いてある所も多いです。
変わったところだとこれ、ワッフルマシーン!
左側のカップに水で溶いた粉が入っていて、自分でマシーンに入れてしばらく待つとできあがり。朝からワッフル作りを体験できつつ、できたてを食べられるので見つけたらぜひチャレンジしてみて下さい^^
今回の旅でこれがあったのはこことトゥクムケアリのDays Inn(記憶曖昧w)の2カ所でした。
NYに近づくと日本の道路みたい
ここから目的地のニューヨークのマンハッタン島まではおよそ170マイル(約270km)、3時間の道のりです。
余裕ですねw
ただ、やはりNYに近づくにつれ交通量が増えてくるし、分岐も多めなので気が抜けません。このあたりは日本の高速を運転しているのとたいして変わらない雰囲気です。
マンハッタンで車はどうする?
もう一つ問題点はマンハッタンでのクルマの問題。
事前に調べた感じだとマンハッタンだけは車で移動しない方が身のためだよ!というアドバイスが大半。しかし、万が一スケジュールが押したときのために一応クルマは翌日の最終日まで押さえてありました。
1日駐車するにしても駐車料金もったいないし、そもそも駐車場を探すのも大変といった感じ。できれば前日にクルマを返してしまう作戦でマンハッタン島に乗り込みます。
修羅の島マンハッタン
マンハッタンに入るにはいくつかの橋がありますが、今回はハドソン川に架かるジョージワシントンブリッジから。確か13ドルくらい通行料がかかったかな。どうやら1日の通行量が世界一多い橋のようです。大もうけですな。
橋を渡ってマンハッタン島に上陸したら、西側のリバーサイドドライブを南下し、W95th Stへ。マンハッタンの中の道は基本路駐で道が狭く、ちょっとでもノロノロ運転しようものなら容赦なくタクシーにクラクション鳴らされメンタルを容赦なく削られますw
外国という事もあり、体感的には大阪市内の10倍くらい(当社比)大変です。。
走ってるクルマの半分くらいはタクシーなんじゃないかってくらいタクシーの街(ちょっと盛りすぎかもw)。東京とか大阪の繁華街の運転で不安を感じる人はマンハッタンは止めといた方が良さそうです。
街中のHertzに返却
本日の宿はW94th St沿いなのですが、なんと裏のW95th St沿いにHertzの営業所があるじゃないですか。事前に申請した場所とは違うけど、ダメ元でとりあえず返していい?って聞いたら明日の分まで返金しなくていいならOKと言われたので無事返却。
荷物など出して準備している間に写真など撮る暇無くあっけない返却となりました^^; せめてメーターくらい写真撮っておくべきだった。。
正確な走行距離は実は謎ですが、直前の記憶を頼ると約4,000マイル、6,400kmです。無事にノートラブルで走り終えてくれました!
ありがとう、Fusion!
ホテルタイプのDays Innへ
さて、本日の宿はまたもやDays Inn。ブロードウェイ沿い、W94st とちょっと北側ですが地下鉄も近いし、セントラルパークへのアクセスも良い感じの場所。荷物ゴロゴロしながらホテルへ。すぐ裏だったので助かりました。
さすがにNYの宿は高くてDaysInnでも一泊100ドル以上はしました。ちなみに、ここのDays Innはモーテルじゃなくて、ホテル仕様。日本のビジネスホテルと大して変わらないです。部屋のサイズも日本のビジネスホテルと変わらないです(笑)
郊外なら二人で1泊(1室)30~40ドル払えば結構いいモーテルに泊まれますが、土地が限られるマンハッタン島の中は通常のアメリカ感覚からはかけ離れた環境ですね。
ニューヨーク散策からミュージカルチケットを購入
順調にNYに到着したので宿に荷物を置いたらマンハッタン散策です。
宿からセントラルパークへ出て、一気に中心地へ向かいます。
辺りはもうハロウィンな感じ(10月21日)でアパートにはそれっぽい装飾がしてあります。かなり本格的。当然ながら日本のにわかハロウィン感もないし(笑)
W94stからW72stまでてくてく歩いて行くと、見えてきたのがダコタハウス。あのジョンレノンが住んでおり、最後の場所となったことで有名ですね。オノ・ヨーコさんはまだ住んでいるとか。
隣のセントラルパーク内にはジョンレノンを追悼したストロベリー・フィールズがあり、たくさんのファンが訪れてました。なお、建物は工事中。
この旅は工事中に当たることが多いw サンタフェの最古の教会とか。。
知っておくと便利なマンハッタンの住所の読み方
私も今回はじめてちゃんと知ったのですが(汗、マンハッタンは街が碁盤の目状にできているので京都や札幌のように住所が分かれば地図がなくてもだいたいの場所はイメージできます。
2つの道の法則を覚えるだけで良いので、覚えておくとめちゃ便利です。
ストリートとアベニュー
マンハッタンの東西(北西⇔南東)に島を横切るように走っている道をストリート(St. [Street])といい、南北(北東⇔南西)に島を縦に貫くように走っている道をアベニュー(Ave. [Avenue])といいます。
マンハッタンは南北に細長い島なので東西に横切るSt.の番地がめちゃ重要。南にいくほどSt.の番地が若く、北に行くほど数字が大きくなります(1~220まであるそう)。ストリートの番地を知るだけでもだいたいあの辺ね。ってなんとなく想像できます。
例えば、セントラルパークはマンハッタンのちょい北側にあるのですが、南側はW59st沿い、北側はなんとW110stに面しています。ストリート間の距離はおよそ50Mなのでセントラルパークはだいたい南北に50x50=2500m距離があるってことが想像できますね。
一方、アベニュー(Ave.)は南北に縦に貫く道で、1~12までしかありません。ただし、間隔はやや広くて250Mくらいだそう。あと、Ave.は数字ではなく通りに名前が付いていたり、メイン通りの間に道があったりするので結構紛らわしいです。
▲Google Mapより
ストリート(St.)は頭のWとEを意識する
ちなみに、ストリート(St.)の頭にはW72stとかE55stとか東西の表記がつきます。これは5th Ave.(セントラルーパークの東側)を中心に東西で分かれるので、詳しい場所を知らなくて良いなら、私のようなニューヨーク初心者はAve.は無視してSt.だけ意識するだけでも良いかもしれません^^;
今回の宿はW94st沿いだったので、この法則さえ知っていれば、セントラルパークの西側で、まぁまぁ北側の通り辺りなんだなぁということが住所だけで分かります。また、ダコタハウスはW72stでしたからその間22ブロック。距離にすると22x50=1100mm+α 程度の距離だなぁということも分かりますね。
セントラルパークの北側がW110st、南側がW59st、タイムズスクエアがW46st、マディソン・スクエア・ガーデンやエンパイア・ステート・ビルがW33st、くらいを覚えておくとなにかと便利そうです。だいたい西側にまとまってますね。
ちなみに、カメラ好きなら誰でも知ってるB&Hの本店もW33stとW34Stの間(9th Ave.沿い)にありますよ!(これは覚えなくてもいいw)
TKTSでミュージカルの格安チケットを買う
そんなわけでW94stからストロベリー・フィールズを通り、ブロードウェイ沿いのW64とW63stの間にある「THE SMITH」で軽めのランチ。
なんでも妻が以前NYに来たときにここで食べたエッグベネディクトが美味しかったからまた食べたいと来たわけですが、エッグベネディクトは日曜限定メニューとかで食べられず。。
しょんぼりしながらやけ酒をくらい、W46stのタイムズスクエア目指してさらに南下します。この辺りからはいっそう高層ビルが目立って来る感じ。
それにしても東京よりも空が狭いニューヨークです。
てくてく歩いて私でも知ってるタイムズスクエアへ。
ここで今日の夜のぶんのミュージカルの格安チケットを購入します。
格安チケットのTKTS
タイムズスクエアのど真ん中にある赤文字看板の「TKTS」(チケッツ)では午後3時(火曜は午後2時)から当日夜のミュージカルのチケットが半額近い値段で売り出されます。
どの公演が売り出されるのかは分からなかったり、席の指定ができないなど制約はありますが、半額で買えるならかなりお得ですね。かなり列ができて人気のあるものから売り切れてゆくので3時よりもちょっと前に到着するのが良いでしょうか。
今回は「PIPPIN(ピピン)」を見ることに。40%か50%オフくらいで買えたはず(もう忘れてしまった。。)
20時の開演まで近郊で時間を潰します。
オイスターバーで牡蠣を食べまくる
午後の時間つぶしはタクシーに乗ってブルックリンまで行き、オイスターバーで牡蠣をがっつり食べることに。
行った先は「Maison Premiere(メゾンプレミア)」。ニューヨークでも人気らしく予約もとりづらいっぽいお店ですが、今回の狙いは16-19時のハッピーアワー。
1個1ドルのハッピーアワー!
オシャレなこのオイスターバーですが、何とハッピーアワーの時間、牡蠣が1個1ドルなのです!
前情報ではかなり並ぶかも?と言うことでしたが、始まってすぐ到着したおかげか数組前で待っている程度。15分くらい並んだでしょうかね?といった感じ。
店を出る頃(18時ごろ)は結構並んでいたのでハッピーアワー開始直後に行くのが吉。
西海岸のものと東海岸のものでかなりの種類の牡蠣が食べられます。とりあえず妻と2個ずつ端から攻めてゆきますw
西海岸と東海岸で採れた牡蠣はそれぞれ大きさから味や風味まで違いがあってなかなか面白かったです。ただ、残念なことにもうどっちがどっちだったのか覚えていません。。^^;
美味しかったものはリピートして気づけば2人で36個も食べてましたw
それでも38.5ドル(一部1.25ドルのがある)。日本のオイスターバー行くと1個400円とか600円とか普通にあるので破格ですよね。
結局飲み物の方が高くて81.5ドルだったけど満足です。
悶えながらタイムズスクエアへ戻る
店を出た頃にはもう辺りも夕暮れ。近くのイースト川沿いまで散歩しながら暗くなるまでマンハッタンを眺めます。
写真に見えている橋はウィリアムズバーング橋ね。イースト川を挟んで奥がマンハッタン島。
まだ開演まで余裕があったので帰りは地下鉄乗り継いで帰ることに。
突然の尿意が。。。w
さぁ地下鉄で帰ろうかと駅まで歩いていると、なんだか尿意が。。
外国の場合、陽が落ちてからの尿意はとても危険です。。
公園のトイレはたいてい日没までには鍵がかけられるし、コンビニでトイレに行くということもできないし、駅にもトイレがないことが普通。
これはもう詰んだ。。と思いました。。
ロサンゼルスから6000kmも運転してニューヨークまで来たのにお漏らしして終わるのか。。と。。
日本の地下鉄よりもずいぶん遅く走る地下鉄を呪いながら、結局タイムズスクエアまで何度か気が遠くなりつつガマンを続け劇場に到着。事なきを得ました。
正直、この間の記憶は「トイレどっかにないかな?」「あー、やばい。。」くらいしかありませんw
お酒を飲んだ後の海外の夜の街歩きはこういう意味でも非常に危険です。。
でも、気が気でない状態でも一応写真は何枚か残ってました(あまり覚えてない)
格安チケットのワリに良い席?
ピピンの席は1階席の前から4列目くらいで格安チケットのワリになかなか良い席でした。少し端っこの方でしたが、舞台からは近く迫力満点。生のミュージカルは初めてだったのでどこがベストなところなのかイマイチ分からないけど。。w
文化的な教養が無い私は「まぁこんなもんかな」というミュージカル好きな人が聞いたら怒りそうな感想でしたが、夜から煌びやかな劇場でミュージカルを見るなんて私もずいぶん大人になったのだなぁと思った次第ですw
ミュージカル好きの妻は非常に満足してたみたいです(余裕を持ってNY到着を目指したのもミュージカル観たいってのもあったくらい)
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ミュージカル終了後はもう疲れちゃったので軽くなんか食べようと、タイムズスクエアを見下ろすマックで腹ごなしして地下鉄へ。
マック愛な私としてはアメリカの中心でマック食べてる!感がして非常に良かったです。味は変わらなかったけどw
まとめ
そんなわけで、最終目的地のニューヨークの模様を記憶を掘り起こしながら書いてみました。もうドライブ記事ではなくなってしまった感がありますがね(笑)
それにしても旅行直後はあんなに鮮明に覚えていたこともしばらく時間が経つと忘れていることが多いですね。。写真をたくさん撮っておいて良かった。
大事な旅は記憶が残っているときにまとめておきましょうw
ホントは今回で終わる予定だったのですが、だいぶ長くなってしまったので次回へ持ち越し。
次こそ本当の最終回!(なはず)
・前回、ナイアガラの滝編はこちら
https://personal-studio9.com/america-drive-8/
・初回の出発編はこちら
https://personal-studio9.com/america-drive-1/