前回はルート66の通るウィリアムズからサンタフェまでの道中を紹介しましたが、今回はアメリカ滞在4日目、ニューメキシコ州、サンタフェからのスタートです!
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芸術の街、Santa Fe
アメリカ4日目、早朝出発で隕石孔をチラ見した以外はひたすら走り続けていたこともあり、今回の旅ではじめて日没前に宿に到着しました。
本日の宿泊地、サンタフェはアメリカでも最も古い町の一つであり、アメリカ独立前のスペインやメキシコ文化が融合した街並みでちょっと変わった雰囲気です。ニューメキシコ州の州都でもあります。
現在は芸術家が多く住む芸術の街として知られますが、日本人には当時社会現象にもなった、宮沢りえの『Santa Fe』の方がなじみがあるでしょうか。あの撮影の舞台がここサンタフェです。
どうでしょう好きの聖地でもあるサンタフェ
ただ、水曜どうでしょう好きの人にとってはここサンタフェは別の意味で有名な場所。アメリカ合衆国横断編で大泉洋がぶっ倒れて、藤やんのトレーナーがダメになり、ミスターがもらっちゃった、『大泉さん 倒れる!』事件があった場所ですね^^;
知らない人は何言ってるか分からないでしょうが。。
本日の宿のはそんなどうでしょう班も泊まったホテル ロレット。現在はスパまで付いて「Inn and Spa at Loretto」という名前になってさらに高級化してるみたい。
サンタフェ一番のホテルらしく、ここの宿はちょいと高め。1部屋300ドルくらいでした。前日の30ドルのモーテルに泊まってたのにね(笑)
『ウィー アー オールメン』の部屋
案内された部屋はたぶん本編でおなじみの「ウィー アー オールメン」が飛び出したダブルの部屋。313号室だったかな?
なんと一緒になるとはw
お部屋は改装されてかなりキレイになっていましたが、ダブルである事は変わりなし。こんなお部屋でした。
暖炉もあって非常に良い内装です。ベランダもなかなかグッド。なぜか隣のベランダと繋がってますw(写真で見える反対側)
出てすぐの廊下の窓は暮れゆく空をどうでしょう班みんなで除いて見ていたあの縦長の窓。たぶんこれなはず。
夕方にも撮ってみましたが急いでいたので、だいぶ映り込みましたね^^;
最古の教会と最古の家
まだ明るかったのでホテルの周りも散策。
アメリカ最古の教会と言われるサンミゲル教会は現在改装中で中には入れず。。大泉がここで結婚式を挙げたいなぁといっていたあれです。
で、お隣にあるアメリカ最古の家はなんと「FOR LEASE」と。。w
THE "OLDEST" HOUSE と書いていました。
サンタフェはロレット前の通りを堺に南北に分かれていて、北部はお土産屋やアートショップが建ち並ぶ割と栄えた場所ですが、このサンミゲル教会や最古の家がある南部はやや寂れた印象。
ホテルのフロントで案内されたオススメスポットも北部の方でした。
大泉がミスターとふざけて走りながら大男とすれ違った場所はこのあたりかな?こちらは街の北部。
スタバの看板はよく見ると木彫りでした。
良い夕暮れです。
夕食は大泉が倒れたレストランにしたいところでしたが、まぁまぁのお値段だったのと、せっかく良い部屋にしたのだから部屋で寛ぎたいよねということで、においに誘われてふらりと入ったピザ屋で軽く食べて残りはテイクアウト。
ちなみに、この辺は外でお酒が買えるようなスーパーがありません。。お土産屋兼スーパーみたいなところで聞いたら、歩いていける範囲には無いよと。。お酒を飲む場合はホテルのバーか部屋の冷蔵庫に入っている高いお酒を飲むしかないです。
安く部屋飲みしたいなら事前に買っておきましょう。
翌日は白い砂漠へ
サンタフェでのちょっとリッチな夜を過ごした翌日は、メキシコ国境付近まで一気に南下します。横断だけするならまず選ばないルートではありますが、どうしても行きたかった場所があったのです。
ホワイトサンズ国定記念物
どうしても行きたかった場所は「ホワイトサンズ」。みんな大好き、ウユニ塩湖のようにあたり全体が真っ白な砂で埋め尽くされた砂漠です。
ちょっとメインルートから外れた場所にあるため、日本人観光客にはあまりなじみの無い場所ですが、アメリカ人が行ってよかった場所としてよく名前が挙がる場所のよう。
サンタフェから国道285号線、54号線でひたすら230マイル(370km)ほど南下します。
▲Google Mapより
久しぶりに登場、だるまさんも元気ですw
徐々に雰囲気が変わる道
このあたりは南下するほどメキシコ、スペインの香りがしてきます。また、ガソリンスタンドがあまりない区間なので、トイレ、飲み物含めてスタンドを見つけたら早めに入っておくことをオススメします。
これまでは街ごと(といっても50マイルとかだけど。。)にガソリンスタンドがありましたが、この辺は地図上で街の表記があってもかなり廃れた、ちょっとクルマを降りたくないような街があるので早めの休憩がおすすめ。
草がかなりたくさん見えてきました。砂漠感はなくなりましたが、相変わらず広い空です。
途中、ながーい道路工事区間(速度制限があって『FINES DOUBLE(罰金二倍)』という看板が立ってる。。)を通って、メキシコ国境に程近いアラモゴードの街へ到着。ここまでくると、街の看板が英語にスペイン語がかなり混じってきます。街の人々もいままでの街とは明らかに違う雰囲気。
こういう徐々に変わる土地の雰囲気を感じられるのもドライブの醍醐味。面白いですね。
ドライブできる白い砂漠
アラモゴードから西へ20分ほど走った所にホワイトサンズビジターセンターがあります。
ここからクルマで真っ白な砂漠をドライブできます。砂漠といえど、通り道自体はしっかり固められているので普通の車でもOK。ただし、道を外れると普通の車はすぐにスタックすると思いますw
入場料は一人3ドルとのことでしたが、入り口の料金所は誰もいなかったのでそのまま通過してしまいました^^; これでよかったのかな?
一周数キロ程度のコースですが、入り口を通過して徐々に周りが白い砂に変わってきて、気づけばあたり一面純白の砂。すごいです。圧巻の世界。
ところどころに路肩に車を停められるスペースがあり、そこから真っ白な砂丘に上がって遊べます。
白い砂の正体は?
遠回りしてでも来て良かったと思える異世界の景色。雪のように真っ白な景色なのに、太陽の照り返しもあり灼熱の世界。
私は北海道出身で真っ白な世界には慣れっこですが、暑いのに真っ白という景色は今までの経験にはないなんとも変わった感覚です。
同じく北海道出身でウユニ塩湖にも行ったことがある嫁が言うにははウユニは実は極寒で(-10℃くらいになるそう)で、北海道とあんまり変わらなかったといっていましたが(乾季に行ったのが原因かも?)、ここは暑いのに真っ白!と言ってました。
この白い砂の正体は石膏(硫酸カルシウム)。この辺は地形的には盆地で、大昔に石膏が溶け込んだ川の水が集まり、湖を形成しそれが干上がって石膏が残ったそう。その石膏がさらに風化して白い砂になったとのこと。
塩じゃないからサラサラで、遊んだ後でもベタベタしません。試しに砂をなめてみましたが、確かにしょっぱく無かったです(笑)海の砂と違って熱を蓄えにくいので灼熱の太陽の下でもひんやり。素足で遊べます。
私たちは終わった後で気づいたのですが、ビジターセンターにはソリが販売、レンタルされてます。そのソリを持っていると砂丘でソリ滑り遊びができて非常に楽しそうでした。レンタルなら10ドルくらいだったので結構おすすめかと思います。
あと、真っ白な砂漠は太陽の照り返しがハンパないのでサングラスは必携。私は持って無くて大変後悔しました。。長時間遊ぶなら後悔どころか普通に目を痛めるくらい強烈です。
運命の分かれ道
そんな感じで真っ白な砂漠でひとしきり遊んだ後、運命の分かれ道がやってきます。
実はここから先、最終日のニューヨークまでの間はまったくのノープラン。
アメリカの真ん中らへん(大雑把。。)って、あまりメジャーな観光スポットが無い事もあり、立ち寄る所はなにも決めていないのです。。
ルート的にはこのまま東へ進み、ニューヨークを目指すのがもっとも効率的ですが、その間にこれといって立ち寄りたい所はなさそう。。
さてどうするか??
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。。。ということで、次回はこの先どう進むの?ってとこからにしましょう。
ではではー
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