メキシコにほど近いニューメキシコ州ホワイトサンズから何を血迷ったのかカナダ国境のナイアガラの滝まで行く事に決めて2日半。2日の合宿をへてようやく五大湖の一つ、エリー湖のほとり、オハイオ州クリーブランドまでやってきました。
今日はナイアガラの滝を楽しみます。久しぶりに観光らしい所を巡れそうです(笑)
思いがけずニューヨーク州に入る
前回の記事ではクリーブランドのお隣にあるメンターという街のRed Roof Innに泊る所まででしたので、今朝はメンターからスタートです。
https://personal-studio9.com/america-drive-7/
メンターから目的のナイアガラの滝まではおよそ190マイル。これまでの行程に比べれば軽いもんですw
朝に出発して、ちょこっと(300km)走ったら着きました。ナイアガラの滝。
今回初めて知ったのですが、ナイアガラの滝ってニューヨーク州なんですね。ニューヨークって大西洋側に小さくまとまっている州だと思いきや、意外と東に広い。
京都が実は日本海に面していた。みたいな感じです^^;
旅の目的地に一足早く入ってしまいました。
途中、ナビに騙されてナイアガラフォールズの手前、バッファーローでフリーウェイから下ろされて迷子になりかけましたが、Google Mapの力を借りてナイアガラの滝に昼すぎくらいに到着。
ナイアガラの滝(アメリカ側)を散策
アメリカ側の駐車場にクルマを止めて(5ドルくらいだったかな?)公園内を散策。
リスがあちこちにいました。
でっかい滝なんだからしばらく歩かないといけないのかな?と思いきや、めちゃ近くに滝の音が聞こえる。。
なにやらザワザワした川があると思って進んでみると。。
滝キターーー!!
手前に見えている滝がアメリカ滝。向こう側にちらっと見えているのがカナダ滝。よくナイアガラの滝として紹介されているのは奥の馬蹄状に落ちるカナダ滝でしょうか。右に見える街はもうカナダです。
ホント、駐車場から歩いて数分の所にあるのね。
アメリカ滝を越えるとゴート島という小さな島が出てきます。
▲Google Mapより
もう紅葉が始まっていました。見えている川はこれから落ちていく川ですw
ゴート島はアメリカ滝とカナダ滝の真ん中にある島なので、どちらも真横から見る事ができました。
こちらアメリカ滝。最初の写真の反対側から。
奥に見える白い大きな橋がアメリカとカナダを繋ぐレインボーブリッジ(レインボー橋)です。後で徒歩で渡ってカナダに入国する予定。
で、こちらカナダ滝。
アメリカ側からは滝を間近で見る事はできますが、近すぎて全体を見渡す事ができません。。
というわけで、カナダ側に渡ってみましょう。
徒歩でカナダに入国
ナイアガラの滝では徒歩でアメリカ、カナダ両国を行き来できます。アメリカ滝から歩いて10分とか20分くらいの距離でしょうか。
一応国境なのでパスポートは必ず所持しておきましょう。アメリカ側からの出国時は特になにもなく橋に出られます(もう記憶が曖昧になってきたけど。。)。
橋の上からはアメリカ側とカナダ側をどちらも見る事ができて非常に長めが良いです。
晴れていればもっと良かったのになぁと。
カナダ入国時は当然ながら入国審査があります。パスポート見せるだけでスルッと行けるのかな?と思いきや、ちゃんと入国審査されました(笑)
滝見てランチして戻ってくるよ とかそんな感じで答えるだけでしたが。
晴れてカナダに入国。この旅で他の国に入国するなど全くもって考えていなかったわけですが、図らずもスタンプが一つ増えました^^;
逆に押されたけど。。
カナダ側はテーマパークっぽい
カナダ側の街(ナイアガラフォールズ)は思いっきり観光の街という感じで、テーマパークっぽい作り。
ただ、閑散期とあってがらーんとしてましたが^^;
ちらっと街を歩きつつ、カナダっぽいランチを食べたかったのですが、どうもパッとしたのが無かったので、カナダと言えばメープルだよねーということでパンケーキ屋さんに。
たいして美味しくないパンケーキにメープルたっぷりかけて食べてランチは終了w
そうこうしている間に日が傾いてきたのでアメリカ側に逆戻りします。
カナダからアメリカに戻るときは橋の通行料50セントを支払って橋に出ます。小銭が無ければ両替機もあります。
25¢を2枚入れて、がしゃこんと。カナダ出国時は特に何も手続きは無かった(はず)。
最初カナダにいてアメリカに渡るときは入国の手数料6ドルかかるみたいですが、私たちはアメリカから入国したので特に手数料はいりませんでした(カナダからでもESTA申請してればタダかな?)。
帰りのレインボーブリッジから定番のカットを。橋の上から30mmくらいの画角です。iPhoneでもおなじくらいの画角になるはず。
次なるアトラクションはあの右下に見える船、霧の乙女号に乗船して滝に最接近します。びしょ濡れになってもすぐクルマに戻って着替えられるように最後のイベントに回しました。
アメリカ側で入国審査を通って無事アメリカに再入国です。
滝の真下で激写する
さて、いよいよナイアガラの滝のクライマックスです。
アメリカ側から霧の乙女号に乗船。一人19ドルくらいです。
かなり水しぶきが激しいらしく、一人1枚ビニールのポンチョが配られます。これ着ないと大変な事になります。夏はいいかもしれないけど、この時期(10/20)全身濡れたら命に関わる(笑)
ということで着ました。
左手にもってるのはシャワーキャップ。カメラ用のレインカバーです。
▼カメラ用レインカバーはこちらをどうぞ!
http://photo-studio9.com/camera_rain_cover/
ホント使い勝手が良いんですよね、これ。世界最強のレインカバー。 途中の宿でいっぱい確保しました(笑)
さあ、出航です。乗っている時間は15分ほど。もうアメリカ滝からの水しぶきが飛んできます。レインカバーがあるとは言え、撮るときはレンズの前は開けなければなりません。
今回のカメラはEOS 5D MarkIIIとEF 16-35mm F2.8L II。どちらも防滴仕様なのでそれを信じて撮るのみ。
まぁ、普通の雨くらいならびくともしません。普通の雨なら。。
近づいてきました。水煙のなかにカモメが飛んでます。もう大粒の雨がビシビシ飛んでくる感じ。水だけで無く風も強いんですね。いよいよです。
夏はもっと水量が多いらしいですがこれでも十分。
まるで台風レポートw@嫁
目を開けるのもやっとという感じですが、ほぼ勘で撮る感じで滝の最深部を撮ってみました。超広角(16mm)で撮ってるのに広すぎて全部写らない^^;
シャワーキャップなんて無かったかのようにカメラはビショビショですw
たぶん、防滴じゃ無いカメラ、レンズは危ないです。というか、この状況、”滴”とは言えない状況なので撮るときは自己責任で。。
激しい部分は数分といった感じで、すぐに静寂がおとずれます。
カメラ壊れてないかなぁとちょっと心配になりましたが大丈夫なようです。
体の濡れ具合もしっかりポンチョを着ていれば足下が多少やられるくらいで致命的な感じにはなりません。瀑風でポンチョがめくれ上がる事があるので、すその部分を縛っておくと安心。
これにて久しぶりの観光イベント終了です。
4~5時間くらいの滞在でしたが、結構楽しめました。時期的に人が少なかったのものんびりできて良かったのかも。船も出入国もとくに並ぶ事無くすんなりいけました。
2500kmも走った甲斐はあったのか?というと、まぁあったのでしょう(笑)
最終目的地へ
陸に上がったら体を冷やさないようにクルマに戻り、暖まりながら今日の目的地を定めます。
出国は2日後ですが、ニューヨークの夜も楽しみたいし、1日くらい観光はしたいよね、ということで明日の早い時間帯にはもうマンハッタンに着いていたい感じ。
16時にはナイアガラを出発できるかな?という予定でしたが思ったよりも楽しんでしまってもう18時になろうかというタイミング。
となると今日の夜もできるだけ頑張らねばなりません(笑)
240マイル先へ
ナイアガラからニューヨーク(マンハッタン)まではおよそ420マイル(670km)とまぁまぁ遠いです。。
ということで、ちょうど中間地点の街、ビンガムトン(およそ240マイル)を今日の目的地に定めて出発。I-90でシラキュースまで行き、I-81でビンガムトンへ。
この辺りはもう大都市圏なのか、クルマ通りも多く今まで見る事の無かった日本で言う所のサービスエリア的なものもちらほら見かけました。
宿はいつものようにクルマの中でネット予約。昨日泊ってすっかり気に入ってしまったRed Roof Innにしました。着いたのはもう22時くらいでしたが相変わらず良い感じのモーテルでした(ナイアガラで満足して写真は撮ってないw)。
ということで、次回はいよいよゴールのニューヨークです!
▼次回!
https://personal-studio9.com/america-drive-9/
▼前回
https://personal-studio9.com/america-drive-7/
▼初回(出発編)
https://personal-studio9.com/america-drive-1/